どうも、かわじいです。
宮古島では、様々なメーカーさんが試乗機を送って下さるので
色々なカイトを試す機会も多いです。
‘2010モデルではOZONE C4を試乗させて頂いた時は、その扱いやすさと風域には
今までのカイトはなんだったの??と思うほど驚いたのですが
最近使った’2010 Naish TORCH (ナッシュ トーチ)も、かなり衝撃的だったので、
BLOGで紹介しておきます。
どちらかというとかなりディープな内容だと思うので
よくわからない方は、読み飛ばして(すいません)ください。
不明な点があれば、わかる範囲でどんなことでもお答えします。
まずはNaish TORCHの簡単な紹介。
オーソドックスなCカイト、といってもいまでは純粋なCカイトの方がマイナーですが
昔ながらのスタイルの直結5ラインCカイトです。
オクトパスシステムと呼ばれる、ワンポンプを採用しています。
それでは何が衝撃的だったかというと
カイトパワーの抜けの良さ!これに尽きます。
これは、デパワーという意味ではなく、パス系トリックを行なう際の
し易さに関わる“抜け”の話です。
パス(エアリアルパス、パワードパス、レイリーtoブラインドwithパス等)をしたい人にとって
如何にラインのテンションを緩めるか?というのが、至上命題。
これが出来ればあとは体の動作がトランポリンで練習するように
こなせれば、バーは取ることが出来、あとはランディングでOkとなります。
*全てこんなに簡単ではないんですが。。。敢えて書くとこんな感じ。
何故、ラインのテンションを緩める必要性があるか、といえば
カイトに強く引っ張られたままではパスをするという動作、
空中でバーを片手から、片手に渡す動作が不可能だからで
極力カイトが引っ張るバーのテンションは緩めておきたいのです。
その為には、エッジングが重要でカイトを適切な高さに置いて
しっかりとしたスピードでフルエッジ、その瞬間カイトと自分は
引っ張るカイト← →押さえる自分
という状態になりラインが目一杯ゴムのように伸びようとします。
そこでエッジリリースすると自分はカイトに近づきラインが弛み、バーをパス。
という流れなわけです、文章にすると長いですが全ては一瞬の動作です。
この時カイトが風下に走りすぎない=パワーが”抜け”て且つその場に安定してステイする
カイトがパスし易いカイトといえます、
NAISH TORCHは、まさにそんなカイトでした。
過去に試した限りでは、同様なフィールなカイトにFLEXFOILのHADROW PROも
ありましたが、あまり良いコンディションで乗れなかったので、言及しません。
この”抜け”に関しては驚きで、いつもと同じシークエンスで
パワードパスの練習をしてもいつも腕が持っていかれてしまうのに
TORCHだと、元々の持ち手に殆ど負荷が掛からない!! これは衝撃的でした。
これならNAISHライダースーパーお受験中学生HIROくんも
スパスパ、パスッチャうな~と自分ができないのを
道具のせいにしておこうと思います(笑)
とにかく今後、ハンドルパスをしたいと考えてる人には
カイトの違いによるこのパスのし易さ、というのを知っておいて欲しいです。
勿論、これだけの抜けの良さを得るためにはデメリットもあります。
カイトの一番おいしいパワーゾーンから、一気にパワーが抜ける作りになっているので
その時にカイト操作をミスすれば、当然一気にカイトはストールして落ちてしまいます。
Cカイトとは思えないほどパワーもあり風をしっかりはらむカイトですが
エアーなどをしてカイトを追い越してしまうと、他のカイトよりは
粘らずカイトが落ちてしまうので、できれば程々のスキルのある方に
使ってもらった方がこのカイトの素晴らしさを判ってもらえるはずです。
ちなみに、リランチは5thラインで楽々です。
あとはパワーがあること、デパワーしても操作感が変わらない
完成度の高さは相当なものです。
これがプーリーもなくカイトにラインを直結しただけのカイトか?と
半信半疑。上げただけでもパワーがじわーっとバーと通して伝わってきます。
単純にパワーがあるカイトが良いカイトか?と言われるとそうでもないですが
適当な風で、程よいサイズのカイトが使えるのはありがたい事です。
ひと昔前は、Cカイトといえば他のカイトより1サイズUpを選択していました、
気持ち的にも、操作感的にもできるなら10平米前後を使いたいものです。
パワーがあるので、カイトはあまり振らなくても走る不思議なCカイトで
そのためカイトの動きが遅めの味付け、
結果動きすぎない事も、素晴らしくGoodな ポイントといえます、
パワードのパスしてる最中にカイトがひょこひょこ動いたらパスし辛いですから。
他にも、シーティングシステムでアンフックトリック失敗時のデパワーになったり
とにかく色んな良さがあるカイトです、
あ、エアーもCカイト的な上に抜ける気持ちいい高いのが出来ますよ。
一つくらいは、気になった点を。
フロントラインのライン取り、ちょっと複雑な気がします。
5thラインとの繋ぎや、バーからフロントが2又に分かれる所までがシングルラインですが
その長さが長すぎて、カイトが裏返ってもバー手元で戻せない所。
この点はもっとシンプルに、改善希望です。
各メーカーさんのカイト、かなりの種類を殆ど試乗させて頂きました。
ビックリするほど個性的で、例えば単純にCカイトといっても
これだけ違うと、ユーザさん毎のスキル、今後のやりたい事なんかを
ちゃんとヒアリングしてカイトをオススメしていかないとな~、と
感じております。
/かわじ
*上記は私見であり当ショップ,メーカー様 総意の意趣ではありません。